働く幸せ・幸せな職場とは、以下の2つの条件で成り立つとされています。
・幸せの条件を満たす
・不幸せの条件を満たさない
前野教授が導き出した幸せの条件を満たす4つの因子の内、「ありのまま!」因子について、解説していきます。
「ありのまま!」因子は、独立とマイペースの因子と言い換えることができます。
人の目を気にせず、人との比較に陥らず、本来の自分のままに行動できる人は幸福なのです。
最近は、「日本人特有の同調圧力に生きづらさを感じる」といった話をよく聞くようになりました。
幸せの条件である「ありのまま!」を満たせなければ、幸せにはなれない訳ですから、それも納得ですね。
ただ、「ありのまま!」は他者が求める同調圧力のようなものより、自己において社会的比較がないことの方が重要なのです。
言い換えれば、同調圧力に迎合しない自己を持つことこそが「ありのまま!」を満たすのです。
「私は自分のすることと他者がすることをあまり比較しない」とする心の持ちようが、自分の幸せに繋がります。
また、この因子には最大効果の追求をしない態度も含まれています。
さてどういうことでしょう?
働くことはもちろんですが、普段の生活においても、効果効率が求められる傾向はよく見受けられます。
効果を「無駄や損をしない」と言い換えるとピッタリくるかも知れません。
より無駄なく、より損をしない為の情報は世の中に溢れ返っています。
そんな情報に流されて、自分の考えや気持ちをないがしろにしているようなことはありませんか?
前回とりあげた「なんとかなる!」因子について、その源は自己受容ではないかと記させていただきました。
自己受容=「ありのまま!」因子と考えてよさそうですね。
他者と比較せず、外部の責任にせず、信念を持って、効果ばかり追求しない。
この4点を意識することで「ありのまま!」の幸せを得られるようになることが、すべての因子の出発点のように考えています。
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