引き続き組織の心理的安全性を高めるために「何をやめるか」を考えて行きます。
今回もアメリカのExecutive CoachであるMarcel Schwantesがまとめた「やってはいけないマネジメント」からの引用です。
やってはいけない(その5)は「傲慢なマネジメント」です。
これまでのコラムでお伝えしてきた「信頼の欠如」により「メンバーの価値を大事にしない」などの考え方が、マネジメントとしての態度に表出したものとすればわかりやすいかと思われます。
メンバーは信用できない、価値がないという身勝手な思いが、自分のみ価値がある、自分のアイデアや決定は絶対であるという傲慢さを生み、メンバーを意のままに動かしたり支配しようとすれば、チームの士気はそがれてしまいます。
私たちは誰でも、多少の身勝手さを自身の内に抱えているものです。
しかしながら、チーム内で自身のプライドやエゴにこだわりすぎると、その影響はやがて悪い結果につながってしまいます。
不動産投資信託会社プロロジスの元CEO・Walt Rakowich氏は、自著『Transfluence: How to Lead With Transformative Influence in Today's Climates of Change』で次のように述べています。
「自分のプライドばかりに目を向けていると、自分が望む結果や、自身を守ったり個人的な利益を追求したりすることで頭がいっぱいになってしまうのです。」
=====
引き続き組織の心理的安全性を高めるためにやめるべきこと5つ。
復習も兼ねて列記します。
・マイクロマネジメント
・耳を傾けない姿勢
・メンバーの価値を大切にしない
・信頼の欠如
・傲慢なマネジメント
どれか一つでも心当たりがあれば、今日から早速止めてみませんか?
明日からチームの雰囲気が少しずつ変わりますよ!
Comments