当地北海道では、10月は秋が一気に進みます。
山や公園の木々がそれこそあっという間に色づき、来月には葉を落として冬枯れとなって行きます。
かつての東京生活では感じられなかった秋がちゃんとあるのは、私の北海道生活のお気に入りです。
今月からしばらくの間、プロジェクトマネジメントについて解説して行きたいと思います。
基礎というか、本筋は一応押さえた上で、難しくない=GiiDが実践しているやり方をご紹介することで、すぐにでも取り組んでいただける内容にしたいと考えています。
なので、今回は先ずは基礎から。
プロジェクトマネジメントの定義はいろいろな表現の仕方がありますが、GiiDでは以下のように捉えています。
プロジェクト:何らかの目的・目標を期限内に達成する為の活動
マネジメント:活動を成功させる為に、品質・コスト・進捗=QCDを管理すること
プロジェクトマネジメントとは、読んでいただいたまま、普通のことです。
管理職の方々にとっては、日々やっていることと何が違うの?という感じではないでしょうか?
ただ、漠然とQCDを管理することと定義しても、具体的に何をどうやって?ということがわからなければ行動に移すことは難しいかと思います。
そこで、具体的な手法を世界標準として定めているのがPMBOK(ピンボック)です。
PMBOKは「Project Management Body of Knowledge(プロジェクトマネジメントの体系知識)」の略で、プロジェクトマネジメントに欠かせない10個の知識エリア、5つのプロセス、そして、先に述べたQCDの3つのゴールが定められています。
■10個の知識エリア
インテグレーション・マネジメント(総合管理)
スコープ・マネジメント(範囲管理)
タイム・マネジメント(計画管理)
コスト・マネジメント(予算管理)
クオリティ・マネジメント(品質管理)
ヒューマンリソース・マネジメント(人材管理)
コミュニケーション・マネジメント(情報共有管理)
リスク・マネジメント(危機管理)
プロキュアメント・マネジメント(調達管理)
ステークホルダー・マネジメント(関係者管理)
■5つのプロセス
イニシエーティング(開始)
プランニング(計画)
エクスキューティング(実行)
コントローリング(監視・管理)
クロージング(集結)
プロジェクトマネジメントについてきっちり学びたい方は、ガイドも発行されているので、そちらで学んでいただければと思います。
PMBOKは資格制度にもなっていますので、所定の業務経験と試験に合格すればPMP(Project Management Professional)に認定されます。
じゃあ、PMPに成るべく学ばなければ、プロジェクトマネジメントはできないってこと?
いえいえ、そんなことはありません。
ありとあらゆる食材と調理道具が揃っていなければ、焼きそば一つ作れないなんてことはないのと同様です。
包丁一本とまでは行きませんが、日々の仕事の延長上で、一工夫するだけでプロジェクトマネジメントはできるのです。
GiiDが実践しているプロジェクトマネジメントについては、次の記事からご紹介していきます。
ちなみに、Webで「プロジェクトマネジメントとは」と検索したら、三井住友銀行がトップに出てきました。
近年銀行が力を入れている企業支援の為、にプロジェクトマネジメントツールまで自社で提供しているとは驚きました。
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