• 熊澤剛

働き方改革に失敗するわけ(その1)



働き方改革の結果、働き方が変わったという「成功確率」は20%程度らしいという

話を以前のメールニュースでお知らせいたしました。


先日拝聴したクロスリバー社によるセミナーでは、同確率は12%とのことで、依然

としてというより以前にも増して厳しい状況が続いているようです。


同セミナーでは、演者の越川社長が冒頭で参加者にしている質問があります。


「富士山に登ったことがある人はいらっしゃいますか?」

「登ったことがある方の中で、たまたま散歩をしていたら富士山頂に着いていた

 という人はいらっしゃいますか?」


たまたま散歩していて近所の新しいお店を見つけることはあっても、富士山頂に

着くことはありません。

富士山に登るには、〇月〇日に登頂するという目的を定めて、そこから逆算で

必要となる情報収集を行い、登頂までの計画を策定し、身体を鍛え、装備を整え、

交通手段や宿泊先を手配しなければなりません。


これまで繰り返しお伝えしているとおり、働き方改革は手段でしかありません。

最も重要なことは、働き方改革を通じて何を達成するのか?という目的であり、

その目的は具体的であることが大切なのです。


こうした手段と目的の取り違えや、目的自体の曖昧さが、働き方改革に失敗する

わけ(その1)です。


定時退社日を設けたり、19時でPCが一斉シャットダウンする仕組みは手段であり、

それを取り入れること自体が目的ではありません。

リモートワークの利用率が想定より上がらないとしたら、その仕組みを導入する

目的が何だったのかを再度確認する必要があります。


「いやいや、当社はちゃんと目的を定めて進めているんだけど、何だか上手く

 いかないんだよね~」


こうしたお悩みについては、次号の失敗するわけ(その2)で詳しく。

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