GiiDは「働き手の幸福の最大化」をコアに、業務を捉え、改革しようと考えています。
極論を言えば、働き手が皆幸福であれば、その企業は自動的に良くなると考えていますし、反対に働き手が幸せにならない改革は必ず失敗することも、経験的に理解しています。
こうした考え方は、医学や公衆衛生学、脳科学や応用心理学といった学術分野を横断して関心が高まっており、国際的にもWell-being study(幸福学)における重要なテーマとなっています。
ところで、働く幸せとはいったいどういうものなのでしょう?
日本の幸福学の第一人者である慶応義塾大学の前野隆司教授は、パーソル総合研究所との「はたらく人の幸福学プロジェクト」の中で、次のようにコメントされています。
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かつてトルストイは『アンナ・カレーニナ』の冒頭で、『幸せな家庭は似ているが、不幸せな家庭にはそれぞれの不幸がある』と述べ、幸せと不幸せは対向概念ではないことを示唆しました。
『職場も同様なのではないか。幸せな職場の条件と不幸せな職場の条件は単に表裏なのではなく、別々のものとして存在しているのではないか』。
このような仮説の下で行ったのが本調査です。結果はご覧の通り。
幸せでないことが不幸せなのではなく、幸せの条件を満たし、かつ不幸せの条件を満たさない職場が幸せな職場だったのです。
はたらき方のために極めて重要な新発見と自負しています。
(パーソル総合研究所「はたらく人の幸福学プロジェクト」から引用)
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働く幸せ、そして幸せな職場とは、以下の2つの条件で成り立つと明記されています。
・幸せの条件を満たす
・不幸せの条件を満たさない
次からのコラムでは、GiiDの経験を踏まえて、幸せな職場を目指す為のいくつかのヒントをご提供できればと思います。
なお、「はたらく人の幸福学プロジェクト」では、診断サイトなどもあり、働く幸せの考え方や、調査結果をわかりやすく把握することができます。
ご興味のある方は是非サイトを訪れてみて下さい。
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/research/activity/spe/well-being/
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