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  • 執筆者の写真熊澤剛

フローを起こすための条件の手前にあるもの。



前回に引き続き、組織にフローを起こす為の変革の仮設を検証しています。


「フローを起こすための6つの条件」の内、強みを生かしてチャレンジする為の明確なゴールや目標があれば、フローが起きるのではないかということを導いてきました。


さて、皆さんはご自身の組織にフローを起こせそうですか?


例えば営業の組織であれば、以下のように少しわかりやすいかもしれません。

番号は6つの条件のものです。


5)我々はインサイドセールスが得意だ

2)去年の売上は2,000万円だったが、1.5倍まで伸ばせそうだ

1)今年は3,000万円を目指して頑張ろう!


カスタマーサービスだったらどうでしょう?


5)我々のクレーム処理能力は他社に比べて高い

2)去年は月間100件だったが、1.5倍まで伸ばせそうだ

1)今年は月間150件を目指して頑張ろう!


・・・やっぱり無理がありますよね?


1)に示すゴールや目標は、3)の条件を満たしていることが必要なのです。

条件3)は、「目標達成に本質的な価値や意味があること」です。


一見問題のなさそうな上記の営業の例でも、目標が単なる数字合わせであれば本質的な価値があるとは言えません。


例えば、昨今のコロナ禍にあって、訪問営業がままならない現状を打破する為にも、インサイドセールスを強化するなどの目標があるのであれば、目標にも本質的な価値が生まれてくるものと思います。


これは、自分が好きなことに取り組んでいてもフローが起きない時のことを考えると分かりやすいのではないでしょうか?


他のことに気を取られていたり、そもそもやっていることに疑問が生じていたりすると、無我夢中の境地にはなれないですよね?


様々な人がかかわる仕事であれば、なおさらこうした状況は致命的です。

ゴールや目標に対して、誰もが疑問を挟むことなく、納得できるものとなっているかが、フローを起こす条件の一番手前にあるのです。


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