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  • 執筆者の写真熊澤剛

塊か明細か。



インタビューで聞き出した内容をどう見える化していくのか。 そこは、業務に対する「土地勘」のようなものの有無で違ってきます。 例えば営業事務としてどんな仕事があるのか? 殆どの企業には営業という仕事があるので、やったことがある人にはもちろん、実際には担当していない人にも比較的分かりやすいものと思われます。 例えばこんな感じ。 ①カタログや説明資料、販促チラシ、Web記事などの作成と配布 ②セミナーや説明会などの計画と実施 ③顧客からの問合せの対応 ④要件確認、提案書作成 ⑤見積手続(社内稟議~見積書提示) ⑥受注 ⑦発注(社内、社外) ⑧請求 ⑨納入後のフォローアップ、カスタマーサービス 前述の土地勘がある人は、①②はマーケティングの仕事、③⑨はCRMの仕事、④は営業の仕事、残りが営業事務と理解できるかも知れません。 この場合は、そういった「塊」を先に抑えて、業務の範囲を明確にすることが可能となります。 一方医療事務とはどんな仕事なのか? 病院にしかない仕事なので、同じ事務といっても具体的にどういう仕事なのか想像もつかないこともあるかと思います。 私も病院関係のお仕事を通じて、初めて触れた領域でした。 こうした土地勘のない業務の見える化は、明細から進めざるを得ません。 インタビューのこつで示した、1日や1週間、1ヶ月の業務の流れを伺う中で、個々の業務をまとめていくことで、これらが何に関連した業務として「塊」にできるかを考えて行くことになります。 見える化はこうした2つの方向から業務を複眼的に捉え、整理していくことで、漏れや重複のない形に整理していくことが可能となるのです。

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