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  • 執筆者の写真熊澤剛

業務はどうやったら見えるのか?



業務の見える化とは具体的には何をするのでしょう?

やることは2つです。

1つ目は調査。2つ目は調査内容の言語化(または図示化)です。


調査の方法は大きく以下の2つです。

①調査票などのツールで書いてもらう

②インタビュー(聞き取り調査)する


業務の見える化をサービスとして提供しているコンサルタントやSIベンダーの多くは①を採用しているものと思います。

提出された調査票を元に言語化、図示化を行うので、提供側の人的工数が少なく済むこととなり、メリットは早く安くできること。


GiiDの業務の見える化は、②のインタビューで実施しています。

そのベースには、「誰もが自分の業務について、いつでも他人が求める形で説明できるわけではない」という考えがあります。


「あなたのお仕事は何ですか?」と全く面識のない人に説明して下さいと言われた時、どう答えますか?

「サラリーマンです」「金融関係です」「人事です」というざっくりしたものはともかく、その下のレイヤーで説明する機会はなかなかないですよね?


注文書を元に受注入力を行う業務があったとします。

Aさんは「注文書を見ながらシステムに入力する」と表現します。

Bさんは「注文書を見て、先ずは納期を確認して、納期カレンダーを見て間に合わないようであれば得意先に電話して・・・」と実際の手順を表現します。

表現する粒度を一律にするのは、それを知りたい=調査する側のコントロールがないと難しいのです。


また、①の調査票方式が早くて安いのは、調査票を作成するという手間が顧客側にあることも見落としてはいけません。

担当者各自が、普段の業務で忙しい中で、自分がやっている業務内容を、書き方もよくわからない調査票に書き起こす工数は、隠れたコストになっているのです。


もちろん②のインタビューにおいても、担当者個々に時間を取っていただくので、その隠れコストはゼロではありません。

しかしながら、インタビューではベテランの方から実施することで網羅性を確保するなどの工夫が出来る為、調査票作成に比較するとトータルでは少ない時間で済むのです。


それでも②のインタビューだと、コンサルタント費用も担当者の時間もかかるということなら、①より高くつくのでは?とお思いですよね?

さてそれは本当でしょうか?その答えは次回のBlogにて。


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