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  • 執筆者の写真熊澤剛

Fail Bellを鳴らせるか。



以前のコラムで、Googleの社内調査の結果から生まれた「最高のパフォーマンスを発揮できるチームに見受けられる5つの要素」について触れました。

Googleの人員分析チームの担当者は、スター選手だけを集めても優れたチームになるとは限らないと、分析結果を結論付けています。


このように、Googleは組織のあり方について事実に基づいて徹底的に分析し、よりよいあり方を見極めて実践しています。


昨年秋、「Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない」という本が出版されました。

著者の平塚知真子さんは、「Google 認定トレーナー」と「Google Cloud Partner Specialization Education」の2つを保有する国内唯一のトレーナー経営者でいらっしゃいます。


平塚さんの会議Hack!でのインタビュー記事に、Googleがいかに組織の心理的安全性に配慮しているかのエピソードが紹介されていましたので、以下に引用させていただきます。


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みんな失敗するのが怖いんですよね。失敗したくないし、もし失敗して、みんなから「こんなこともできないのか?」「大丈夫なの?」と言われたくないからチャレンジもしない。

でも、去年までと同じことをやっていたら成功しない。

「上手な失敗をしろ」とGoogleは言っていますが、特に管理職の方の失敗に関する考え方はすごく大事になってくるんじゃないかなと思っています。


本にも書いたのですが、Googleでは失敗したときに“Fail Bell”を鳴らしてお祝いする(笑)。「失敗おめでとう~!」って鳴らすんです(笑)。

こういうのに象徴されるGoogleのオープンマインド、チャレンジ精神をいまは学ぶ必要があるのかなって思います。


↓元の記事はこちら

https://www.facebook.com/100001961088131/posts/5106489652759687/


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平塚さんによると、失敗に対する不安は万国共通なのだそうです。

ましてや同調圧力の強い日本、失敗に関する情報は成功の情報よりも早く広く喧伝されてしまいます。悲しいことですが。


チャレンジを尊ぶのであれば、それ相応の失敗も心から歓迎する。

そんな失敗に対する上司や管理職の態度が、メンバーの心に失敗することを恐れるよりも失敗してもいいんだという安心感を植え付けた時に初めて、チャレンジが始まるのです。


恥ずかしがりの日本人には実際にFail Bellを鳴らされても・・・という気持ちが強いかもしれません。

ただ、Fail Bellを鳴らす心構えで、メンバーの失敗に向き合う態度を持つことを忘れてはならないのだと思います。

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