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  • 執筆者の写真熊澤剛

あるべき姿を立場軸で考えてみる。



あるべき姿はそれを捉える「軸」によって異なってもよいものと考えています。

前回は目的軸(Purpose)についてお伝えしました。

平たく言えば「何を目指して」という観点でのあるべき姿。

この軸での検討は、ミスゼロなどの極論に走りがちだったり、企業理念からブレイクダウンしても今一つピンと来ないことがあります。


そこで今回は別の軸での検討のオススメ。


私も皆さんも、関係する「場」に所属しています。

家庭や友人、学校や職場などの場がそれに該当します。

それぞれの場で関わる人達との関係性に応じた役割を担っています。

親であったり、常連客であったり、課長であったり。

これがもう一つの軸であるPosition(立場軸)です。


ここも平たく言えば「誰の為に」という観点でのあるべき姿。

立場とは自分の立ち位置ではなく、相手との関係性で決定するものです。


これまで話題にしている間接部門は、企業が提供しているサービスやプロダクトにも、提供している顧客に対しても少し距離があります。

「お客様に画期的な製品を適切な価格で」などという理念は、自部門には直接落とし込めないのです。


そこで、あるべき姿の軸を立場軸に変えてみます。


間接部門の皆さんにとっての「お客様」とは誰でしょう?

役員や社員はすぐ思いつきますが、経理部門であれば顧客や仕入先、法務部門などは企業価値を守るという意味では株主もお客様と考えることができます。


そうしたお客様の為に何ができるのか?

お客様に提供する「画期的な製品」とは何なのか?


立場軸を用いることで、あるべき姿がかなりクッキリと見えてくるのではないでしょうか?


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