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  • 執筆者の写真熊澤剛

組織風土を変える為には何が有効なのか。

前回の記事は、研修等で個々の働き手の意識改革を進めても、組織風土が阻害要因となって、組織は何も変わらないという話が多く見受けられるという話をお伝えしました。


組織風土を変革するのには確かに時間がかかります。「なるべくしてなった姿」が組織風土という言い方もできます。一律に悪い側面ばかりではありませんが、人に例えると中年太りみたいなものかもしれません。


でも、例えついでに言えば、どんな人でもいつからでもダイエットは可能です。

確かに蓄積したものが一瞬でという夢のようなことは起こりませんが、地道に改善していくことは可能なのです。


組織風土の改革には、2つの方向からのアプローチが必要と考えています。

一つは一番上から、経営層の本気のコミットメントです。働き手は、経営層が本気かどうかを素早く正確に察知します。働き手自身に意識変革の動機がなければなおさらです。

朝令暮改を変化への対応などと正当化する経営者も見受けられますが、働き方改革はブームではありません。


もう一つは真ん中から、管理職層が自ら体験し、実践することです。

有給休暇の計画的な取得はもちろん、テレワークなどのICTを利用した新しい働き方については、是非管理職層からやってもらうように仕掛けて下さい。


こうした2つのアプローチが相まって、組織風土はじわじわと醸成されるものと考えています。

時間はかかりますが、将来に向けての大切な種です。しっかり育てたいですね。



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