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  • 執筆者の写真熊澤剛

現状を把握しましょう!


キックオフミーティングで働き方改革の目的を発表し、腹落ちさせることで部門のメンバーの目線合わせを行ってきました。

何度も申し上げますが、目的やら目標やらというものは、一回発表したら全員が同じように理解し、腹落ちするというものではありません。


歴史のある企業の多くは、社是や経営理念を朝礼で唱和したりしていますよね。

社内に掲示したり、携帯できる小冊子などを全員に渡すケースもあります。

そうした活動は全員に覚えてもらう分にはいいのですが、念仏同様に唱えるだけになってしまったり、貼り出したポスターはオフィスの風景になりがちです。


本来は、社内の様々な出来事に対するメンバーの個々の判断が、定めた目的に照らし合わせて正しく行われているか、上長が確認して繰り返し指導することが、本来の意味での腹落ちであり、定着となるのです。


さて、どこへ向かうか=目的が決まったら、次に確認するのは自分達が何処にいるか=現状についてです。立ち位置という言い方もします。


前にも述べましたが、日本の企業では職務定義という考え方が為されていることはほとんどないので、部門レベルや役職レベルでの業務分掌や権限などは定められていたとしても、個々のメンバーの職務内容は曖昧で、日々の業務の是々非々は管理されていません。


そこで、対象となるメンバーの現状を把握することを働き方改革の次のステップとして取組んでいきます。


これまでのストーリーでは、対象部門の業務の全体像は責任者へのインタビューを通じて把握できている状態となっています。

これらの実務を行っているメンバーにインタビューすることで、より詳細化していくことが現状の把握であり、その結果を文字や図を使って表現することで、誰でも同じように理解する=共通理解を得ることが「見える化」なのです。

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