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  • 執筆者の写真熊澤剛

組織の在り方。



皆さんも薄々お気づきの通り、組織の在り方に絶対は多分ありません。

ミツバチの社会(家族?)のように、唯一普遍的な目的(おそらく子孫繁栄)に基づく組織構成は、女王バチから働きバチといった階層構造と構成比に、神様の手腕が発揮されているのかもしれません。


これに対して企業は全てが異なります。企業自体の目的も規模も千差万別、働き手の目的も能力もバラバラです。

そんな環境下において、生産部門を取り扱う製品ごとにまとめたり、営業部門をお客様の業界ごとにまとめたり、全体を商流毎にバラしてみたりと、いろいろな手立てを加えては、修正したりやめてみたり、時にはまた復活させてみたりと、企業によってはこれらをとても短いサイクルで行ったりしています。


ここまで読んでいただくとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、組織の在り方をころころ変えてしまう企業には、手段の目的化が起こっている可能性があるのです。


組織の在り方は、実現すべき目的に対して、いかに上手く作用するかの一点でのみ検討すべきであり、その作用はそんなに短い期間では発揮されるものではないとGiiDでは考えています。


それは何故か?

組織で働いているのは、目的も能力のバラバラの人間だからです。


組織と働き手の在り方は、一言で言えば「にわとりたまご」のような関係です。

業務遂行に必要な知識やスキルが、働き手に予め身に付いていればいいですが、一方で仕事を通じてでないと身に付かない知識や工夫もたくさんあります。


そして、どちらにとっても「一部分」の関係です。

働き手にとって仕事をする時間が全てでは無いように、企業にとって一働き手は構成する要素の一部でしかありません。


そうした関係性の中で、理想の組織の在り方に近づくには、どのようなアプローチがあるのでしょう?


次回のブログから、そのアプローチについてお伝えしたいと思います。

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