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  • 執筆者の写真熊澤剛

腹に落ちることの大切さ。



過日とあるイベントにて、早稲田大学大学院の入山教授の講演を聞く機会がありました。

入山教授のご専門は経営学。経営学とは「企業が有するヒト・モノ・カネ・情報という経営資源をいかに効果的に配分/活用して企業を豊かにするかを考える学問」なのだそうです。(「」内は名古屋商科大学のHPより引用)

最近日本でも定着しつつある「プロ経営者」の為の学問、上記の教育機関としてビジネススクールがあり、その卒業生がMBAです。


短い講演ではあったのですが、その中でこれまでこのコラムでお伝えしてきた、「あるべき姿」や「目的」に関連する話があったので、私の理解と補足を交えてお伝えさせていただきたいと思います。


1.現在の経営学の大きなテーマは、イノベーションをいかに起こすかと、そのイノベーションが生まれる状況を作り出す為の企業の在り方

2.後段の状況を生み出す考え方が「センスメイキング理論」

3.センスメイキングとは「意味づけ」、理解して納得すること=腹落ち

4.人は気付いて、分かり、決めて初めて動くことがでる=OODAループ

  センスメイキングは、OODAループの真ん中のODプロセスに該当する

5.あるべき姿は、現状の精緻な分析からは生まれない

  正確性よりも、納得性が大切


私事で恐縮ですが、あるべき姿や目的を腹落ちさせることが最も大切だと思ってきたことに、理論として名前があることに驚き、同時に最新の経営学で重要とされていることに感動すら覚えました。


何の為に会社はあるのか?

何の為に自分は働いているのか?


経営者と働き手が、この根源的な疑問に向き合ってこそ、次の一歩が踏み出せるのだと私は信じています。

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